ダンマカルマ
思いと行いが業をつくり、業が生まれ変わりを動かすしくみと、それに気づくための三つの学びを紹介します。
カルマは、もとはサンスクリット語で「行い」を意味する言葉です。パーリ語ではカンマといい、漢訳では「(ごう)」と呼ばれます。
思いが業をつくる
ブッダは、業の中心は「意図」、つまり「こうしよう」という思いだと説きました。思いは、の行い、、心の三つを通して表れます。
- 生きものを思いやる心で行えば、業になる
- 欲や怒りや無知から行えば、業になる
まいた種がやがて芽を出すように、業はいつか結果を生みます。善い業は心地よい結果を、悪い業は苦しい結果をもたらします。結果は、この生のうちに現れることもあれば、次の生や、さらに先の生で現れることもあります。
業が生まれ変わりを動かす
私たちの思いと行いのすべてが業をつくり、その業の力によって、私たちは数えきれないほど生まれ変わりをくり返してきました。これが輪廻転生です。
けれども、気の向くままに生きているあいだは、このしくみに気づけません。行いから結果が現れるまでに時間の差があり、どの行いがどの結果を生んだのかが見えにくいからです。
三つの学びで気づく
業のしくみに気づくための道が、戒・定・慧の三つの学びです。
三つの学びを重ねていくと、思いが生まれ、それが行いになり、結果を生むという流れが、自分の体験として見えてきます。そして、流れの源にある渇愛と無知を断ったとき、行いはもう新たな生まれ変わりを生まなくなり、輪廻から抜け出すことができると説かれます。
三つの学びを八つにひらいたものが八正道です。